「……頭痛いね」
「ヒッグ…ヒッグ」
小さな手で頭を押して、痛さに耐えている様子。
「なつのことは私に任せて!!夜中でも面倒見るから!!」
と言っていた季蛍。
リビングでご就寝ですー…………。。
「……季蛍、……きーほ。風邪引く、寝室行って」
夏来を抱えながら言うけど、んーと言うだけで起きない。
「……季蛍ってば。起きて」
「……ぅん」
「風邪引くから、寝室で寝て」
「はー…ぃ」
「……ウエェエエン」
「あー。ハイハイ………泣かない泣かない」
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