───────それから30分







「ッゲホゲホ……オェ」










「なつ…。」









薬の苦さがダメで、すぐに吐き出す夏来。








「……やっぱり粉薬じゃない方がよかったのかなぁ」









と季蛍。










アイス、ゼリー、ジュース。







混ぜたり包んだりしたけど…










どれもこれも…見破られて吐き出す。









「……なつ?お薬飲まないとね、…」








と、さっきから夏来に薬の重要さを必死に伝えている季蛍。












………夏来も困ったさんだよ、ホント。