ぽんぽんってボールの事か。




「あー、今取るから」





季蛍がボールを夏来に渡すと、ニッコリ。






「あいがとー」






トテトテ走りまわってどっかへ消えていった。





「……大丈夫かな。怪我しないといいんだけど」






季蛍がそう言って干していたタオルをパンパンたたく。