「ぽんぽん…」






「…何?なつ…」





洗濯を干していた季蛍が首を傾げて聞く。





俺はその近くでパソコンをいじっているんだけど。





「……ぽんぽん…が」






「………なつ、お腹痛いの?」






季蛍が手を止めて聞く。






「……ぽんぽん」






「ぽんぽんだけ言われてもわからないよ、なつ」





季蛍がため息。



小さい子相手にそれはないだろ…。




苦笑いを浮かべていると、夏来が指さす。






その先には…………





「………あ、ボール。」