「なんでも」
「……季蛍」
「ヤダ」
「何もしないから。熱計らせて」
そう言うと、足から首まで出して、顔だけまだ布団の中に潜らせている、よくわからない行動。
「……腫れ診せてほしいんだけど」
「嫌。熱計るんでしょ?顔別に必要ないもん」
「はぁー、季蛍ってば。」
と言いつつも、顔以外は出ているので、ボタンを外して体温計を入れる。
「季蛍。」
「絶対嫌だ」
「……じゃあ高島呼んでこよっかなー…」
「だ、だめ!!」
「じゃあ布団捲って?」
「………………
………嫌いにならないでね…?」
「…………は?」
………?
嫌いに?
なんで?
…………?
……あ、腫れを気にしてんのか。
「嫌いになるわけないでしょ?」


