家に帰っても痛い痛い身をよじらせる季蛍。 夏来に移ると大変だから、実家に預けてきた。 そしたら愛優も実家へ泊まるらしい。 とりあえず良かったとして。 「少し寝た方がいいよー、季蛍」 キッチンでご飯を作る俺は、寝室に聞こえるように叫ぶ。 どうせ痛いって言って食べないだろうから、スープとヨーグルト。 寝室にお盆を運べば、嫌そうな顔で見つめる季蛍。 「……食べたくない」 「そう言うと思ってスープ。食べないと病院行く羽目になるよ」 「…うん」