不安だったけど、ずっとソファに体を埋めていてご飯を作れない状態の季蛍。
だから俺がキッチンへ立つ。
季蛍がうーんと唸っているのがキッチン間で聞こえる。
……と、急に季蛍のうーんがピタリと止んだ。
寝たか…?と思っていたら、
「痛い、痛い…」
痛い、に変わっただけだった。
シチューにしたんだけど、煮込むのも時間が少しかかる。
鍋に蓋をして、痛い痛い叫ぶ季蛍の所へ。
「…何、どこが痛い?」
「痛い痛い…、いだい」
「だからどこだって」
季蛍の隣に腰掛け、ソファの端で体を丸める季蛍を抱え膝上に座らせる。
「いやあああ、痛い」
「…痛い痛い言ってちゃわかんないだろ?どーこ?」
「ッあ゙」
「季蛍ってば」
頭を膝に埋めて、まさに丸。の形になる季蛍…
「……季蛍?」
ゴッツン
覗こうとした俺の頭と、勢いよく頭をあげた季蛍が激突…
「いっ…………た、」
「蒼…」
今更………。


