──────── 「ん───ッ」 目を開けると、ぐっしょりと濡れた服の感触。 全身が火照るようなだるさ。 上を向いても横を向いても、楽にならないだるさ。 どう考えても、状態は悪化していた。 たけどベッドから動くこともできず、 だから薬も飲むこともできない。 ってことは、 いつまでたっても治らない…… 悪化するだけ…