ピンポーーン
ピンポーン
「あ。」
目がハッと覚めるんだけど、イマイチ状況が把握できない。
その時、カチャ
ドアが開いた。
「高島ー?……鍵開けっ放しだし。
お邪魔しますよー」
蒼先生……。
洗面所で眠っていた俺。
当然洗面所にいる。
「……高島ー?………おぉッ。びっくりした」
「あ。すいません」
「………どうした?」
蒼先生がものすごい険しい顔で俺を見つめる。
「ここで寝ちゃいました」
「えぇ?余計熱上がるよ?」
「ですね、今行きます」
そう言って立ち上がったけど…さっきまで意識朦朧だった俺だ。
フラフラ…。
気づけば蒼先生に支えられていて、そのまま寝室へ。
あぁ…先輩の前でこんな…………。
「ゼリー食べたんだ?」
「………でも戻したんで、結果的に食べてません」
「え?戻した?」
ビニールから、冷えピタだの薬だのを出す蒼先生。
「今日1日で……二回?あ、三回?」
「そんなに戻したのか」
「……………ハイ」
「今からでも病院行って診てもらうか?」
「いいですいいですッ」
「……でもなぁ」
「寝てれば治りますよ」
「………顔色が昨日よりも大分悪いのに?」
「………」
「あ、そーだ。高島…服」
「またですか…?もういいですよー。」
先輩に診てもらうってよっぽどだもんな…
「じゃなかったら、病院行って季蛍に診てもらうか?」
「えぇ?それは……」
服を急いであげれば、聴診器をつけた蒼先生がゆっくり服に手を入れる。
「…………なんでそんなに緊張してんの」
笑う蒼先生。
「だ、だって…」
「…………。ムム?」
「えっなんですか?雑音聞こえます?」
「………………何でもない」
「絶対からかってますよね?」
「からかってないって。」
「もうー……」


