目が覚めたら、もう耐えきれず、洗面所へ駆け込んでいた。 ゼリーすら吸収してくれない胃を恨みたくなる。 さっきまであった食欲も、今じゃすっかりない。 「ああぁ………あ゙あ゙…ぁ゙………」 熱からか、うなされるような声。 意識朦朧としてきた俺は、またそこで眠ってしまっていた。