「だよな、ごめんって。 ……薬、効いてきた?」 そう問いながら、蒼先生の温かい手が首と額に触れた。 「……熱下がんないな」 「これって…胃の風邪ですかね…?」 「………じゃない?吐き気もあるみたいだしさ。 …なんなら病院今から行くか?」 「えぇッそれは嫌です」 「……高島…。意外と病院嫌なタイプ…………?」 「ち、違いますって。」 「ハハ、ウソだってば」