「……」
真剣な顔の蒼先生は、やっぱり格好いい。
聴診を終えた蒼先生が薬の箱を読みながらうーんと唸る。
「……高島。これ、水と飲めない?」
「…下しちゃうかも。もしくは吐く…」
「…………そっか。」
「…あ、でも飲んでみます。さっきから結構たつし」
「でもまた戻すかもしんないよ?」
「………そん時はそん時で…蒼先生。どうにかしてください」
「…まぁどうにかはするけどな」
薬を開けて、ペットボトルの蓋も開ける先生。
「はい。」
ペットボトルを渡されて、受け取ろうとするけど、ずっと寝ていたせいか、感覚が……。
「……ハハ、手の感覚がないです」
笑ってみせたら、蒼先生は、えって顔。
「じゃあ口開けて」
………………。
先輩にそこまでしてもらう後輩…いないだろ。
「いいから。早く」
促されて、口を開ける。
薬をひょいっと入れられて、ペットボトルの水も流し込んでくれた。


