ピピピピッ ピピピピッ 鳴ったかと思えば蒼先生に取られた。 「…どれどれ。………9度5分。」 「ぇっ」 「……相当上がったな」 蒼先生が片手に弁当、片手に体温計で言う。 「……高島、食べたい物ある?」 ベッドサイドにおかれた物を指差す先生。 「あ、いや…。なんか、戻しちゃうんです。何か口に入れると」 その言葉に、蒼先生が眉をひそめる。 「……戻したのか?」 「………はい」 「何…、それでタオル?」 頷くと、蒼先生も頷く。