一回計って、その高さにムカついて投げて折った。
そのことを話したら、蒼先生が大笑いする。
「ちょ、先生ヒドくないですか?」
「だって体温計に八つ当たりして」
目に涙を浮かべながら笑う先生。
「……ハァ。じゃあほら、計って」
胸ポケットから体温計を出した蒼先生。
「ありがとうございます」
「……ここで夕飯、済ませてもいい?」
コンビニなんだかスーパーなんだか知らないが、お弁当片手に問う先生。
「…あ、いいですけど…今日家で食べないんですか?」
「季蛍が当直で。子どもたち実家だし。家帰ってもどうせ俺1人だし。
だから高島が心配で来たんだよ」
お弁当を食べながら言う先生。


