「あ、じゃあお粥作ってきてあげるね!!待ってて」




トッタカトッタカキッチンへ行く凜。





布団を丸被りして、唸る。







久しぶりにここまでの風邪を引いた…。









目を瞑るとグルグルしているように思える。







「あぁ………だる」






俺の携帯電話が、メール受信を知らせた。







手探りで枕元の携帯を取る。







「………蒼から」






『昨日怠いって言ってたけど、大丈夫?昨日の様子みて季蛍も心配してる。

熱ある?明日仕事だろ?無理すんなよ』






とっとと返事しておこう…。