ベッドからなかなか起きてこない俺を起こしにきた凜。
「芙羽ー!!朝ですよぉー、おーきーてー」
「…ん」
「もぉー、芙羽ってばぁー」
「寝かせて……今日休みだから」
布団を剥がされて、熱が一度上がったんじゃないかと思った。
「……どしたの?芙羽?」
「……どうもしてない」
「…もしかして風邪引いてるの?」
「…少し怠いだけだから寝てれば治るよ。」
「えええぇー!?芙羽が風邪引いちゃった、どうしよう!!救急車!!」
え、え、ちょっと待て…。
「凜!救急車は呼ばなくていい」
「どうして…?」
「……熱があるだけだし。酷くなったら自分で病院行くから」
「……わかった。」
かなり抜けているところのある凜を見てると、余計熱が上がりそうだ…