「…でも、ご飯全然食べてないんだってな」






「…。」






「季蛍さ。最初に言っとくけど、入院もなくはないよ」







「………」







「栄養だって、足りてないし…。元から引いていた風邪が酷くなってる。

自分ではわからないだろうけど、相当熱があるから。



……いい?でも、一週間程度の入院で大丈夫だから」









「…………はい」








「まぁそれは俺が決める事だけど」






不安にさせまいと、してくれているのか、ニコリと微笑む高島先生。







「……じゃ、服あげて」









「……」