熱のことも言わなきゃ…。



寝室の電気は消えていて、互いの顔があまり見えなかったから、蒼は気づいてないんだと思う。






重い体をなんとか起こして、足取りの悪い私は寝室のドアを開けて、リビングへ。








パソコンをいじる蒼の向かいの椅子に腰をかけた。










私の顔をみた蒼は、眉をひそめて






「……えっ、季蛍?」








驚きの声をあげる。