上着を羽織って、お兄ちゃんの車に乗った。




「ほら、お茶」



「…ありがと」



温かい缶のお茶をもらって、家まで向かった。






家の前につくと、お兄ちゃんは飲み終わった缶を受け取った。







「暖かい格好して寝ろよ。わかった?」






「はーい。」






「それと、蒼くんに自分で伝えること。今日あったことと、今も熱があること。

家に帰ったら熱計りなさい」






お母さん口調で言われて頷く事しかできなかった。





「じゃあね」








「ありがと…う。お兄ちゃん」









「うん」