「お疲れ様。季蛍さん。」





未だ吐き気の治まらない季蛍がぐったりしている。





「……ハハ、季蛍こういうの弱いな」





苦笑い混じりに、俺は季蛍の背中をさすった。







「…大丈夫か?」







首を振る季蛍。







「少し休んでな。そしたら帰ろう」







白衣を脱いでたたんだ俺。







「芙羽ありがとう」






「ううん。」