医局で、手で頭を押さえているとき蒼先生がきた。



「プリンとゼリーでつられる高島も高島でどうかと思うけどな」








と、俺の目の前の椅子に腰掛ける先生。








「………」






ふと顔をあげると、蒼先生は顔をしかめた。








「……どうした?なんか……辛い?」









「……いや」












「………頭痛?」





顔をしかめる俺に、蒼先生は問う。





「……寝てないからだと」










「……そうか。家帰ったら早く寝た方がいいな」







「……でも俺今日当直なんで、寝れそうにはないかも」










「………そっか。」