出てきた凜を車に乗せた。 「……。」 「凜、」 「な、何」 「……なんでもない」 「……」 「なぁ、凜」 「だから何…」 「夕飯食べて帰ろうか」 「……私のご飯たべたくないからだ」 「違う」 「……」 「…大変だからだ」 「………芙羽」 「………な。」 力強く頷く凜。 ……たしかにもうあのカレーは食べたくない…