夏野が来て、実奈ちゃんを任せたとこで、隣の病室へ行くと、季蛍がまだ荒い息をしながら、高島に寄りかかっている。 とりあえず、隣の病室が開いててよかった。 「蒼先生…」 「………ごめん、ありがと。」 「…いえ。蒼先生に任せます……ね」 「……うん」 「失礼します…」