そう思った私は、夕飯は作ろうとキッチンへ行く。 蒼に迷惑かけといて、ご飯さえ作らない嫁であってはいたくない。 せめて、ご飯だけは作りたい。 それで、元気になった、と。 薬を飲んでいないけど、元気だよ。 そう言えば蒼に怒られるのも、少しは軽くなるだろう… なんて、子供みたいなことを考えた私は、冷蔵庫を開ける。