「……頭痛い」 「冷えピタ貼るか。待ってて」 寝室を出て、冷えている冷えピタを取りに行く。 また寝室に戻ったけど、季蛍は寝息をたてていた。 その季蛍の額に冷えピタを貼る。 冷たいからか、身じろぎする季蛍。 早く熱が下がってくれることを祈るけど、今回の熱は厄介かもしれない。 季蛍がこれまでに苦しんでいるのをみたのは初めてだったから。