──────家 ぐったりな季蛍をベッドに寝かせて、布団をかける。 「季蛍、薬飲んでから寝て」 ゆっくり体を起こす季蛍に薬を渡す。 「…ほら、口開けて」 「……ん」 薬を口に入れたのを見て、コップに注いだ水も流す。 「飲んで」 「…んッ」 「季蛍、口開けて」 険しい顔をする季蛍がゆっくり口を開ければ、まだ薬を飲み込めていなかった。 「ほら、水」 溶け始めた錠剤が苦いのか、顔をしかめる季蛍。 さらに水を流して、また飲み込んだのを確認。 「飲み込めた?」 頷く季蛍をまた寝かせた。