季蛍を支えて立たせ、蛇口の水を出す。 明らかに支える季蛍の体は熱い。 蛇口の所に寄りかかって前屈みになる季蛍。 「ッケホ、ケホケホ………」 背中をさすりながら、前髪を分ける。 流れる涙のせいで余計に咳をする季蛍。 だけど戻す気配はない。 「………季蛍、泣くな。泣くと余計吐けなくなる」 「…だって…ヒック、ケホケホ…ケホケホ」 支えていないと倒れちゃうくらいまで季蛍の体の力が抜かれる。 相当熱が上がってきているみたいだ。