トイレに季蛍以外だれもいないというのを看護士に聞いて、俺はトイレに入る。 蛇口の所に座り込む季蛍を、看護士が心配そうに声かけている。 「蒼先生…」 やっときた、みたいな顔をする看護士。 「ありがと。」 看護士は微笑んで出て行く。 「……季蛍」 「…んんっ…あお…………い?」 「うん。俺」 「んん……」 「季蛍さ。立てない?」 「違………気持ち悪…」 「…吐きそう?」 頷く季蛍