─────ある晴れた日。
最近、何も食べていなくて栄養失調でぶっ倒れた私。
蒼にはすごく怒られた。
だって食欲ないし、手回んないし、ほんと。
食べれない。
だけど、そのことを言えって怒られちゃった。
病院のベッドに寝かされた私は、今点滴待ち。
そしたら高島先生が顔を出した。
「まーた食べてなかったんだってな」
「………ご、めんなさい」
「蒼先生今来れないって。急患4人待ち~」
手で4を作って微笑む高島先生。
「あ、それでさ。点滴、研修医でもいいか?」
「………えっ!?」
「今練習中なんだよ。だから点滴、任せてもいいか?」
「えっイヤイヤ、高島先生今やってって下さいよ!?」
「……俺は忙しい。今から回診行くから。な、じゃあよろしくね~。
あと少しで来るからな~」
絶対嘘。
点滴ぐらいしていける癖に。
高島先生の意地悪、最低ッ。
なんて心の中で恨んでみる。