病院について、立てない季蛍を抱え院内にはいる。
学校から連絡がきていたのか、看護士の人が手招きをする。
呼ばれる方に俺は歩いて、ついたのは診察室みたいな所だった。
ベッドに季蛍を寝かせると、医師みたいな人が点滴を手に来た。
季蛍はそれをみて、嫌そうに首を振る。
「……えっと、赤谷さんね」
「……はい」
医師は季蛍の首元に手を触れて、脈を取り始めた。
その間も、不安そうに俺を見つめる季蛍。
俺が、「大丈夫だよ」
って口パクで微笑むと、季蛍もぎこちない笑みを浮かべた。
「点滴、しますね?」
その医師の言葉に、ますます不安そうになる季蛍。


