先生に許可をもらい、俺は季蛍を連れて病院にいくことにした。 タクシーに乗せた季蛍は額に汗を浮かべる。 「……大丈夫か?」 「蒼、」 涙目で呟くから、俺は季蛍を右手で引き寄せた。 「……もうすぐつくよ」 「……ごめん、ね、」 「……………なにが?」 「……文化祭、蒼…が」 「そんなこといいよ。来年もあるんだし」 「………ごめん…」