ゆっくりベッドに横になる季蛍。
「……で、体調悪いのは彼女さんの方ね?」
「……あ、はい」
「はい、松星くん計って」
「……ありがとうございます。ほら、季蛍」
俺を見つめる季蛍の顔が赤い。
「ほら、ブラウス。」
ぼーっとしているので、ブラウスのボタンを3つ開ける。
「季蛍、入れるよ」
「………ん」
ぼーっとする季蛍の額に手を触れる。
「…………」
「外でずっと働いてたりしたの?」
先生が冷えたタオルを絞りながら言う。
「あー……。文化祭の委員会…だったみたいで」
「あぁそうなの。じゃあ熱中症もなくわないわね」
ピピピピッ。 ピピピピッ。
「…季蛍、見せて?」
「………グス、」
「あーまた泣く。泣くなって。ほら、」
無理矢理体温計をとる。
「………7度7分」
「あら、熱あるじゃない」
「残念だったね、季蛍。病院」
「嫌だッ。」


