「………あれ?陽さん、そこどうしたんですか?」 「…………えっ、」 腕の肘辺りが、赤く腫れている。 「……………港には言えなかったんだけど…ね。なんか腫れてきちゃって」 「陽さん、ちょっと見せてもらっても…?」 そう言うと、渋々腕をさしだした。 「…………。私、あんまりわからないけど、港くんに伝えた方がいいと思う…んですけど…」 「……………でも勇気なくって」 そっけなく笑う陽さん。 「………どこかにぶつけた…とか?」 「…………覚えない…けど、ぶつけたのかな」 「…………」