「母さーん!鍋が吹き出てるぞ」
と、父の声と
季蛍がその鍋をどうにかしている声が下の階から聞こえた。
「あ、あぁ、」
「あー。いいよ母さん。下行って」
「あ、じゃああやちゃん任せたわよ」
母さんが下へ行き、俺は愛優の眠る部屋のドアをあけた。
毛布の掛かる愛優に、そっと寄る。
「……愛優?」
「…ん」
「愛優、大丈夫?」
「ッさぶい」
「えッ寒い?」
「………パパ」
………暑くて苦しいくらいなのに…。
「……愛優。まだ寝てる?」
「……うぅ……う…」
「それとも何か食べる?」
「い、らない」
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