時刻は夕方6時を回った。 果織ちゃんの病室に来た俺の後に続くように病室がノックされる。 ガラガラ 「…お、お母さん」 果織ちゃんの目を見開くような様子。 「蒼先生、いつもお世話になっております」 「あっいやいや」 「あ、あ、果名」 「おねーちゃん。来たよ」 「病院の部屋、一つ貸してあげるから、そこでお祝い……やったらどう?」 果織ちゃんに問うと、目を輝かせて、頷いた。