点滴の音が鳴り響く病室。 「…蒼…先生」 目をゆっくり開ける果織ちゃん。 「あ、果織ちゃん。大丈夫?」 「……季蛍先生」 「うん。苦しかったね。」 「蒼先生は?」 「……………今はいないよ。明日の朝、来てもらおう?」 「…………うん」