数分して、夏野が顔を出す。 「実奈ちゃん?」 「…新先生」 「うん?大丈夫か?」 「…………。」 夏野がこれから降り出す雨のことを配慮してか、病室のカーテンを閉める。 「実奈ちゃん、少し寝よう。疲れたでしょ?」 無理矢理横にした実奈ちゃんに布団を被せる夏野。 「ほら、目閉じて」 「寝れないよ…」 「怖くない。大丈夫だから。何かあったら先生来るから」 「………………いかない、で」 「寝るまでここにいるから。」 「寝てからが怖いの!」 「…ちょくちょく見にくるから」