支度を整えた俺は、ベッドに入る。
そして、季蛍の隣で目を瞑った。
未だ、恐怖心からか早くなる鼓動が、まだ感じる。
隣にいると。
「…………んん、ッ!!」
眠っているけど、うなり声を上げて額に汗をかく季蛍。
………魘されている。
「……ッイヤ、ッ……た、すけ…………………て」
季蛍の微かすぎる声。
涙まで流れ始めた。
その季蛍をそっと抱く。
俺の胸に季蛍をうずめる。
「ッ、イヤ、、イヤッ!!!!」
寝ているのに、声を張り上げる季蛍が、さっきどれだけ怖かったのかが目にうつる。
抱きしめながら、俺は目を瞑った。、
「大丈夫。………………」
季蛍の耳元で言うけど、寝ているんだから聞こえてないだろう。
「んっ、助けてッ、イヤッ!!!!」
もがく季蛍を、また強く抱きしめる。
「……季蛍、大丈夫だから」
耳元でまた囁くと、動きもうめき声も、ピタリと止んだ。


