「果織ちゃん…」 蒼先生が病室に入ると、嫌とばかりに布団を顔の下まで上げる。 蒼先生が首元に手をあて、次に額。 「……うーん…。果織ちゃん、ご飯食べる?」 「いらない…」 「……まぁいいや、島内さん点滴と飲み物持ってきてくれる?」 「あ、はい。」