お昼になったので、璃子ちゃんの病室へと思って、向かい、ドアを開けた。
「………あれ?」
ベッドに璃子ちゃんの姿はない。
「……トイレかな」
院内を探すけど、璃子ちゃんらしき人影は見当たらない。
ナースステーションの前を通り、看護士に声をかける。
「ねぇ、璃子ちゃん知らない?」
「あ、お疲れ様です。璃子ちゃんですか?……
…病室にいたと思うんですけど…」
「いないんだよね…。トイレかな?」
「いないんですか?…わかりました、私も探しにいきます」
「あ、ごめんね」
ナースステーションを通り過ぎ、中庭まで向かう。
「……いないなぁ。」