港がガーゼを腕に止めて、注射器を片づける。 「偉い。我慢してた」 港が頭を撫でると、嬉しそうに微笑む璃子ちゃん。 「よし、これで……」 「あっ、出来た!先生見てーッ?」 港に折り紙を見せて、ニコニコの璃子ちゃん。 「すごいねぇー。上手だね」 「フフ、蒼せんせありがとう」 「いーえ。」 「じゃあ璃子ちゃん、お昼にまた来るからね」 港が点滴の速さを確認して、病室を出て行く。 「じゃあ璃子ちゃん、俺も行くね。またね」 「先生ありがとねー」 微笑んで、病室を出た。