部屋に入ると、看護士さんが戻っていた。





「あッ、果織ちゃんッ」






「ごめんなさい…」







「じゃあ採血しよ。腕出して」







看護士さんが微笑むけど、果織ちゃんは嫌そうに唸る。






看護士さんの向かいに果織ちゃんを座らせて、腕を置く。








だけど果織ちゃんは、立とうとして抵抗する。







「果織ちゃん、こうだよ。腕おいて?」







机に腕をおいて見せるけど、果織ちゃんは首を振る。








看護士が無理矢理腕をおいて、駆血帯を巻く。








だけど果織ちゃんは腕を引いて暴れる。







「か、果織ちゃん」



看護士が慌てるけど果織ちゃんは首を振って嫌がる。








「蒼せんせッ、」








小さい手で白衣の裾をぎゅっと掴んで俺の後ろに隠れる果織ちゃん。