「…どうして言わない」






「……………」







「…俺メールでも言ったんだけど?」








「………ごめんなさい」









「立てない?」








「大丈夫、」







季蛍はゆっくりと立ち上がるけど、ふらついてまた椅子に座る。









そんな季蛍を抱えて、診察室に向かった。