抵抗する陽を抱えて、車に乗った。
いくらなんでも何も口にできないんじゃしょうがない。
病院に連れて行くしか。
陽は元々貧血になりやすくもあるんだし、そこはちゃんとしないと。
後部座席でイヤイヤ言う陽だけど、それに構わず車を走らせた。
「行きたく、ない、、」
途中からは泣き出した。
「陽ー、泣くと苦しくなるだろ?泣き止め」
運転席から言うけど聞くよしもない。
そうこうしているうちに車は病院の駐車場へ。
車を降りて後ろへ行くと、泣いているせいか、呼吸が上手くできてなくて、過呼吸っぽくなっていた。
「ッハァ、ハァ…ハァハァ…」
「陽、」
胸部に手を当て、ゆっくり呼吸ができるようにする。
「陽、息吐いて」
「……ッ、ハァハァハァハァ…」
「ん、落ち着け」
「…………ッハァ……………ハァ……」


