べッドに降ろされた私のブラウスのボタンを、ほとんど開けていくパパ。
そこに聴診器が入れられた。
苦しさがだんだんと増してくる。
「パ、パ……苦し……………………」
「うん、少し頑張って」
横でパパが看護士さんに指示してるのが聞こえる。
「愛優、目瞑って」
そう言われて目を瞑ると、腕にひんやりとした感触が。
その後、痛みを感じた。
多分注射されてる。
薬が入るとき、かなり痛みを感じて、腕を引こうとするけど、パパに押さえつけられていた。
「先生ッ、愛優ちゃんの様子が」
看護士さんの声を最後に、私は意識をとばした。