10数ページ読んだ時、胸に違和感を感じた。 座っているのが息苦しい。 うまく呼吸ができない。 本の文字がぼやけたと思えば、手から本が落ちた。 座っていられなくなって、制服の胸元に手を当てる。 待合室で、車椅子の女の子の隣にいた看護士さんが、異変に気付いてくれたようで、近づいてきた。 でも、話しかけられている言葉は何も耳に入ってこなかった。