「ごめんね。もしもしするよ?」 「……蒼せんせ………………」 服のボタンを全部あけて、聴診器を当てる。 菜々ちゃんが、嫌そうに逃げようとするけど、その手を掴んで心音を聞く。 「…………」 「よし、終わり。偉いじゃん、静かにしてた」 「うん…」 「次、体温計ね。」 脇に体温計を挟み、肩を抱く。 ピピピピッ ピピピピッ 「……7度か。何かあったら看護士さん呼んでね」 「はーい」