「じゃ、また明日ね!」 「おう。今日はマジでありがと!」 「んー、じゃあこの借りはいつか返してもらいます」 「…了解しました」 「あははっじゃーね!」 「ばいばーい」 雅の後ろ姿がだんだん小さくなる。 あいつ、華奢な体してんなあー。 俺は雅とは反対の方向に歩き出した。 お、まだ夕方なのに月が登ってる。 綺麗だな〜。