俺はもう諦めモード。
雅がいてもいなくても、わからないもんはわからない。
「じゃああたし1回解くから、そしたら解説する。それまでちょっと待ってて?」
「はーい」
なんか、こんなに雅に任せっきりで良いのだろうか。
てか、雅が解いてくれるならそれで終わりでいーじゃんか。
なーんて、思っちゃいけないよね、ごめんなさい。
雅スラスラと問題を解き終え、
俺にわかりやすく解説してくれた。
「すっげぇ、わかった。」
「そりゃ良かった。」
「サンキュー雅!先生に提出してくるから下駄箱で待ってて!一緒に帰ろーぜ!」
「うん」

