「あははっ!さすが優馬!がんばれ!」


「笹野先生と田中先生って誰。」


「田中は知らないけど、笹野先生ならサッカー部の顧問の人だから知ってるよ?」


「案内してください。」


「しょーがねぇなー」




教室に行く前に弥生に案内されながら職員室へと向かった。


「笹野センセー」


「佐久間くんどうしたー?」


「俺の友達が赤点なった」


「教材ください。」


なんだかものすごく恥ずかしい。


「お名前は?」


「阿部優馬です」


「阿部くんねー、惜しかったんだよ〜
もうちょっと点数取れてればねぇ。
ばりばり理系くんでしょ阿部くん。
理系の先生に聞いたけど、点数すごく良かったみたいだよー」


よくしゃべるなぁこの先生。


「ありがとうございます」


教材をもらって、なんとかちょうどいいところで話を区切って職員室を出た。


あ、田中さん、、

まぁあとででいっかー。